二年足らずの転校生~2016年はフリッパーズ・ギター25周忌
僕の東京レコ屋ヒストリー
若杉実さん著『東京レコ屋ヒストリー』を読み終えた。日本最古の輸入レコード店から、1970年代の海外買い付け事情、1980年代に拡大した輸入レコード屋の栄華、1990年代の“渋谷系”を産んだ宇田川町のレコード屋の争い、そして現在一部でまた盛り上がりつつあるレコードの状況まで、綿密な取材で綴られており、とても読み応えがあった。
「SPの時代はそれこそ漢方薬の薬屋さんみたいなもので、おじさんがちょこんと座っていて、その後ろにレコード棚が並んでいた。またはSPをお屋敷にかついで行き、聴いてもらって買ってもらっていた。レコード屋はいわば『番頭のいる商売』で、僕はそんな店を目指しているんです」(モンド・ミュージック2より一部抜粋)
2000年代に入ると、渋谷宇田川町のレコード屋ブームも下火になり、通っていた輸入盤屋・中古屋がどんどん閉店していった。僕も体を壊して仕事を休んでいる間に、レコ屋に全く行かないようになってしまった。ところがDMRの跡地にHMV Record Shopが開店し、2013年からはレコード・ストア・デーも始まり、レコードに対する注目が盛り上がりつつある。事実、CDの売上が下降し続ける一方で、レコードの売上は増加傾向にある。
http://matome.naver.jp/m/odai/2141872304627860001
もっとも、レコードの売上が増えても、それを売るレコード屋が活性化してこそだと思う。若杉実さんも書いているように、レコードはもとめるものではなく出会うものであり、その出会いをもとめてレコード屋に行くのであって、その出会いには大江田さんが言う番台のような人がいてほしいのだ。
町の中華料理屋さんが好き
妻が出かけていたり、残業で遅くなると、大抵中華料理屋で夕飯を食べる。中華料理屋と言っても、本格的な店ではなく、日本人または在日の中国人が経営している町の中華料理屋。天津飯、タンメンといった本場の中国にはない、日本人が考案したメニューがある大衆的な店が好きだ。
なぜ今さらブログを始めたのか~人生は驚きの連続だ。
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僕の下北沢ものがたり~early 90’s~
この間、祖師ヶ谷大蔵にライブを見に行った帰りに下北沢で乗り換え、井の頭線に乗ろうとしたのだが、複雑な地下の迷路で困惑した。考えてみれば、下北沢の駅が地下になってから行っていなかった。
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クラブでレッツ・ダンスまたはパーフリ・ギャルのハート鷲掴み計画~1991年のクラブ・プレイリスト再現
実家の部屋の整理をしてたら、クイック・ジャパン38号(2001年8月発行)が出てきた。大塚幸代ちゃんが企画した「解散10周年記念特別企画 ノー・モア・フリッパーズ・ギター」が掲載された号である。
bossa nova 1991 shibuya scene retrospective
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