スーパーをめぐる冒険

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最近、近所のスーパーPの野菜の値段の高さに驚く。もともと輸入食品を扱うスーパーだったのだが、某大手流通に買収されてからは多少庶民感覚に近い価格設定をしていた。それが、ここのところ暴挙と言ってもいいほどの高騰ぶり。例えばブロコッリーが360円もする。先月までは250円で売っていたのに(それでも高いと思っていた)。きゅうりなんか1本80円もする。家から歩いて1分だし、妻が輸入食品好きなので、ひいきにしていたが、さすがにここまで高いと考えものである。

 

なので、最近は他のスーパーも併用している。スーパーMは野菜・果物・魚・肉すべて安いが、チラシを発行せず、曜日によって値引き品が異なり、さらに不意打ちのようにタイムセールをやるという神出鬼没な店で、嗅覚の鋭い猛者主婦が虎視眈々と獲物を狙って群がってくるので、僕のような新参者は余りものにありつくのがやっと。それでも、玉ねぎ3個で80円、鳥むね500gで380円など、魅惑的なものがあるので、猛者主婦に負けるものかと、つい足を運んでしまう。ただ、この店は調味料が乏しく、みりんなど基本的なものがなかったりする。うちは夫婦そろって調味料好きなのでスーパーPで買っている。

 

一方、スーパーIは良心的な価格設定なものの、家から歩いて15分以上と遠い。お買い得だとつい買いこんでしまうと、帰りがきつい。なので、週末に妻と二人で買い出しに行くようにしているのだが、見透かされているかのように週末はさほど安くなく、買いたいものが見つからず、結局スーパーPに行くことになる。

 

というわけで、結局3店それぞれ長所も短所もある。そのほうが切磋琢磨してくれていいのだが、それにしてもスーパーPにはもう少しがんばってほしい。スーパーPは唯一チャージ式の電子マネーカードを導入しており、ポイントがたまるのが、僕の楽しみだからだ。僕はポイントに弱く、渋谷HMVに通っていたころは毎月第四土曜日がトリプル・ポイント・デーなので、欲しいCDがあってもその日まで我慢し、まとめ買いしていたくらいである。

 

結婚前に妻にこのことを話したら「あなた、いい主夫になるわよ」と言われた。この言葉は予言だったのか、最近すっかり主夫している。今日の夕飯はスーパーMの戦利品の玉ねぎ・人参・里芋・豚挽き肉で、スーパーPの調味料を使って里芋のそぼろ煮を作る予定。もちろん、主食は白いご飯である。