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人は33歳以降、新しい音楽を聴かなくなる?

 

興味深い研究結果だと思う。確かに振り返ってみると、2000年代に入り30代になってからだんだんと熱心に新しい音楽を探そうとしなくなってきた。

 

自分の音楽嗜好を、時代的に新しい音楽ということでおおざっぱに分けると、

・小学生の時にYMOを聴き、音楽に目覚める

・中学生になってからイギリスのニューロマンティック・ブームにはまる

・高校生になってから日本のバンド・ブームにはまる

・大学生になってから、UKインディーズ・ロックにはまり、グランジが流行るあたりから、アシッド・ジャズに乗り換える

になる。

 

社会人になってからは、過去日記「渋谷系と言った覚えはないんだけど」にも書いたが、過去の音楽を含めて聴いたことのない未知の音楽=新しい音楽ととらえるようになり、定期的にクラブでDJをやるようになっていたため、とにかくいっぱい聴いた。毎月レコード・CD合わせて20枚以上買い、その結果2000枚以上になった。結婚した時に妻に「新居をレコード・CD倉庫にするつもり?」ときつく言われ、大分手放したが、それでも1000枚以上はある。そのほとんどは実家の自分が住んでいた部屋に置いてきたが、今度は実家に帰るたびに母に「家をレコード・CD倉庫にしないで」と嫌味を言われている。

 

冒頭の研究結果に話を戻すと、33歳というのは音楽に限らず、いろんな嗜好が固まり、新しいものとの出会いをだんだんと追い求めなくなると思う。本は村上春樹、漫画は松本大洋、映画はニューシネマパラダイス、アニメは宮崎駿、テレビはタモリ倶楽部、服はボーダー、帽子はハンチング、靴はCAMPER、食事は白いご飯とみそ汁と漬物(これは子供の頃からか)。

 

そもそも人生の半分以上は生きてきたのだから、もうメモリーオーバーなのかもしれない。最近、アーティスト名や曲名が出てこなくて、妻に「お歳ねえ」なんて嫌みを言われる。僕は「ブラジルとかフランスとか非英語圏の音楽も聴くようになって、綴りが読めないものが出てきたから、名前を覚えることは放棄したんだ。その代わりジャケットは覚えてるよ」と負け惜しみの言い訳をしている。

 

と言っても、結婚後も月に2~3枚はCDを買い、テレビ台の引き出しにこっそり忍ばせているのだが、そろそろ入りきりなくなり、悩んでいる。