●平成元年(1989年)
JOY/山下達郎
●平成2年(1990年)
カメラ・トーク/フリッパーズ・ギター
●平成3年(1991年)
女性上位時代/ピチカート・ファイブ
●平成4年(1992年)
結晶/オリジナル・ラブ
●平成5年(1993年)
●平成6年(1994年)
Future Listening!/テイ・トウワ
●平成7年(1995年)
Alive/ラブ・タンバリンズ
●平成8年(1996年)
空中キャンプ/フィッシュマンズ
●平成9年(1997年)
愛と笑いの夜/サニーデイ・サービス
●平成10年(1998年)
アメトラ/UA
●平成11年(1999年)
9 9/9/Tokyo No.1 Soul Set
●平成12年(2000年)
BLIND MOON/SAKANA
●平成13年(2001年)
クローカ/Sunaga t Experience
●平成14年(2002年)
●平成15年(2003年)
シティ・ミュージック/流線形
●平成16年(2004年)
baby/The Miceteeth
●平成17年(2005年)
electrlyric/bonobos
●平成18年(2006年)
Tokiwa/木下ときわ
●平成19年(2007年)
Blue Planet/calm
※平成20年(2008年)~平成22年(2010年)は療養で音楽を全く聴かなかった
●平成23年(2011年)
11のとても悲しい歌/ピチカート・ワン
※平成24年(2012年)は結婚準備に追われ音楽を聴く余裕がなかった
●平成25年(2013年)
Heavenly Music/細野晴臣
●平成26年(2014年)
歌で逢いましょう/畠山美由紀
●平成27年(2015年)
わたくしの20世紀/ピチカート・ワン
●平成28年(2016年)
META/META FIVE
●平成29年(2017年)
●平成30年(2018年)
平成/折坂悠太
~以下、30枚ではなく26枚になってしまった個人的な蛇足~
平成は自分にとって10代の終わりから40代の終わりにあたる。特に90年代半ばから00年代前半は編集の仕事をしながらDJもやっていてバカみたいにレコードやCDを買っていたのでこの時期の選盤は難航を極めた。しかも1年1枚でミュージシャンをタブらないようにするという縛りにしたから「あれが選べない」「どっちにしよう」と一人悶絶し天気のいい平日の休みを部屋で無為に過ごしてしまった。
「平成の30枚」なのに26枚になってしまったのは大袈裟にいえば自分の人生の挫折が関係している。編集者の転職を繰り返しながらDJでクラブを転々としたが特に目指していたものがあったわけでもく、その場が楽しければいいと成り行きに任せ付け焼き刃でしのいでいたのでだんだんと行き詰まるようになった。追い打ちをかけるように会社のボスの自死や同僚の退社や失恋が重なり心が破綻し3年間全く音楽を聴かなかった。その後結婚しまた音楽を聴くようになったが心に余裕がなければ音楽なんて聴いてられないという感覚は今も残っている。でも音楽のない人生もつまらない。次の元号の時代も音楽のある暮らしを送りたいと願い、折坂悠太の「平成」を聴こう。
「幸、おれたちに多くあれ 平成」