2021年の個人的な記憶の記録

2021年が終わる。

 

昨年に続く2年目のコロナ禍の中、緊急事態宣言とまん延防止措置法は繰り返され、感染者数と人々の苛立ちは夏の東京オリンピック開催前に頂点に達したが、いざオリンピックが始まると日本人選手の活躍に世間は一喜一憂し、終わり良ければすべて良しとでも言うかのように人々の苛立ちも収まり、感染者数も次第に減少していった。

 

中古音楽ソフトの査定という仕事柄、政府がテレワークを奨励するなか相変わらず通勤を続けたが、幸いにも感染することなく一年を無事乗り切ることができた。外出が制限される状況も変わらなかったが、延期が続いた浅田真央のサンクスツアー、昨年は中止だった荒川静香のフレンズオンアイスを観ることができたし、浅井直樹や折坂悠太のライブにも行けた。

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我が家のアニバーサリーマンスでもある9月には互いの誕生日ディナー、結婚記念日ディナーを馴染みの店で迎えられた。f:id:vibechant:20211231031410j:image


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何より今年は3月末からフリッパーズギターのアルバム『ヘッド博士の世界塔』リリース30周年を記念するファンジン『FOREVER DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER』の編集と販促にかかりっきりで一年が終わった。f:id:vibechant:20211231032012j:image

ファンジンのことはnoteで散々書いたが、実は自分でもいちばん驚いたのは完成1ヶ月後の8月に勤務地がフリッパーズギターのファンジン『FAKE』の発行人であった故・大塚幸代ちゃんの実家があった埼玉件の某市に移転したことだった。事実は小説より奇なりと言うか偶然の必然と言うか、私の意思に関係なくファンジンを発行することはあらかじめ決められたことだったのかと思わざるを得ないほどだった。

 

とはいえ、ファンジンは原稿執筆者・取材協力者の皆さんの「記憶の記録」であり、私は編集に徹したつもりだ。来年は自らの「記憶の記録」に専念したい。日本でもオミクロン株の感染者が徐々に増えるなか来年のコロナ禍がどうなるかはまだ誰にもわからないが、「それでも人生は続く」のだから。